プロジェクトの終了ステータス追加・リードオンリー化

Redmineのプロジェクトのステータスは有効・アーカイブ(見られなくする)、それと削除しかない。
Redmineをある程度の規模で、長期的に使っていると、終了プロジェクトの扱いに苦慮することになるでしょう。
プロジェクトが終了しても、データを振り返るケースは多いので、アーカイブの選択肢はほとんどないだろうし、削除はなおさらだ。
かといって、全て有効にしていると、見かけ有効なプロジェクトがどんどん増えていくし。
やはり、終了ステータス、もしくはリードオンリーのようなステータスがほしくなる。

そこで、次の機能を追加してみた。

  • プロジェクトのステータスに 終了を追加する。
  • プロジェクト一覧に表示するステータスを選択可能にする(表示一覧の改善・抽出含む)
  • プロジェクトセレクタに終了プロジェクトは表示させない(終了プロジェクトにアクセスするのはトップメニューのプロジェクトから)
  • プロジェクト横断表示時のチケット一覧には、終了プロジェクトのチケットは表示しない
  • プロジェクト横断表示時のチケット一覧フィルタで、プロジェクトに終了プロジェクトを表示しない
  • チケット更新時のプロジェクトフィールドの選択肢に終了プロジェクトを表示しない
  • 終了プロジェクトはリポジトリログを取得しない
  • 終了プロジェクトでログイン者から除去する権限を設定可能にする。(Redmine利用者はログインが必須で運用する前程)

なお、Redmineのチケットにある通り、redmine-2.1.0 で、ようやくプロジェクトの終了ステータスの機能が入るらしい。
終了状態のプロジェクトで有効にする権限は、ソースコード(lib/redmine.rb)で書かれており、システムで固定のようだ。
1.4系には適用されるのだろうか?

<Redmineでの設定>

  • 終了プロジェクトでログイン者から除去する権限を設定
    「管理」→「設定」→「プロジェクト」→「ステータスが終結のプロジェクトで取り除く権限」で、終了プロジェクトで取り除く権限にチェックを入れる。(デフォルトでは主に更新系のものにチェックが入っているが、必要に応じて設定する。)

<注意点>

  • Anonymousの運用は考慮していない。当方のRedmineはログインが必須になっている運用。(「管理」→「設定」→「認証」→「認証が必要」にチェック)
  • 「取り除く権限」は終了にした全プロジェクト共通。

<Redmine-1.4.4からのコード修正内容>



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